2021年7月19日
CYBERDYNE Omni Networks株式会社(本社:茨城県つくば市、代表取締役:山本直行)は、LoRa 対応温度管理システム「LASシリーズ」のセンサーラインアップとして、温湿度の測定に対応したマグネット型センサー「LAS-603V2」(製造元:Kiwi Technology Inc)を2021年8月より提供開始します。
※写真はイメージです。実際の製品とは異なる場合があります。
「LASシリーズ」はこれまで食品スーパー、食品工場や、病院、医薬品業界など、多くのお客様にご利用いただいています。従来モデルは冷蔵庫の温度管理にフォーカスしてきましたが、導入時には室内の温度管理も統合ししたい、加えて、湿度も管理したいというご要望を多くいただきました。 特に病院における温湿度管理は、ダニやカビの発生を予防するだけではなく、感染症の予防や対策、医療機器や医薬品の品質管理など、安全な医療や看護の実現のために極めて重要であり、その管理には精密性が求められます。しかし現状、多くの病院では、アナログ温湿度計を設置して巡回管理したり、空調レベルでの温度調節に留まっており、また、市販のネットワーク対応型温湿度センサーは高額なソリューションが多く、さらには、既存の院内ネットワークを活用することが困難であったり、専用にアクセスポイントの追加が必要になったりと、導入の敷居が高いものでした。 そういった課題を、長距離、低電力を特徴とする「LoRa」を活用してコスト、システムを最適化し、これまで人が定期的に目視チェックしてきた管理、記録、保守といった作業を自動化することを目的としたのがこの「LASシリーズ」です。
標準モデル「LAS-603」は-55℃~125℃までの温度測定のみに対応していましたが、「LAS-603V2」では温湿度の測定が可能です。構造は同じで、本体の底面には金属ケースに取り付けるためのマグネットを3個装備していますので金属面に簡単に設置することができます。 リチウム電池(2400mAh)2個を内蔵しており、1時間に一回の測定データ送信の場合、電池交換無しで約3年間の稼働をサポートします。
「LASシリーズ」は、LoRaネットワークを通じて定期的(通常モードでは1時間単位)に温湿度データをクラウドサーバーへアップロードします。センサーは5分間隔での温度測定を常時おこなっており、設定した温湿度範囲外になると、異常としてクラウドサーバー経由で予め指定された「電話番号」と「メール」に対して一斉に警報を発信しますので、確実に、かつリアルタイムに異常を把握することができます。 また、「電話がかかってきたらガイダンス通りにボタンを押すだけ」の簡単操作で、警報停止、監視再開まですべて電話操作だけで完結します。固定電話、スマホ、ガラケーにも対応しますので、ITリテラシーを問わず幅広い分野でご利用いただけます。
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