2022年5月27日
CYBERDYNE Omni Networks株式会社(本社:茨城県つくば市)は、エッジコンピューティングに最適な産業用小型ファンレスコンピュータ「CTB-E3」を発売開始します。 「CTB-E3」は最大動作周波数3.4GHzのプロセッサーを搭載し、USB2.0 x 4、USB3.0 x 4、DP×1、 HDMI×1と豊富なI/Fを装備。OSはお客様ご指定のLinuxをプリインストールして提供します。 「CTB」シリーズでは、今回発表の「CTB-E3」をベースモデルとし、ご要件に合わせてカスタムすることを前提にした受注⽣産モデル(※)として提供することで、仕様の最適化、コストの低廉化を実現し、多様化するエッジコンピューティングのニーズにお応えします。 ※カスタムモデルは⽣産台数やリードタイム等の諸条件が伴います
昨今では、リアルタイム性やセキュリティリスクの低減、通信量の削減を課題として、クラウドとエッジに処理を分散するアーキテクチャに変化しています。 IoTセンサーの多様化、配置センサー数の増加によって生成されるデータ量は膨大となり、また、リアルタイムでの画像処理、高解像度画像や複数台カメラからの映像処理などにおいて、生データを全てクラウドへ送信してしまうとネットワーク負荷は過大なものとなります。 このような場合にエッジコンピューティングが有効で、エッジ側に高いCPU処理能力を有することで、クラウドに送る前処理を行ったり、クラウドからローカルデバイスに機能分担して、応答性能の高い効率のよいシステムを実現することができます。
エッジコンピューティングの実装においては、長時間の連続再生や、システムの負荷に対する配慮が必須となり、発熱量の高い部品の排熱対応や、耐環境性を担保するための機構設計といった、信頼性が⾼く、かつ⾼性能なシステムが求められます。 「CTB-E3」はIntel®第7世代 Core プロセッサーCore i5 7260Uを搭載し、放熱性と耐環境性に優れたアルミニウム筐体を採用。ファンレスのサーマルソリューションにより、静粛性を保ちながらシステムの熱暴走や故障を防ぎます。 また、Intel® Iris® Plus Graphics 640を搭載していますので、高性能なグラフィックス処理、4K映像の出力に対応し、高精細なカメラ映像の表示やデジタルサイネージ、ビデオ会議システムの用途にも最適です。 「CTB-E3」は、画像AI、エッジAI、IoTゲートウェイ、セットトップボックスなど幅広い用途に対応できる、耐久性とコストパフォーマンスに優れたコンピューティングシステムです。
※写真はイメージです。実際の製品とは異なる場合があります。 ※無線 LAN による通信は、周囲の電波環境、障害物、設置環境によって距離や速度に影響を及ぼす場合があります。 ※高温環境・低温環境で使用する場合、機能の一部が正常に動作しなかったり、起動しない場合があります。 ※プリインストールされている OS 以外はサポート対象外となります。 ※記載されている会社名、サービス名および商品名は、各社の登録商標または商標です。 ※デザイン、仕様等は改良のため予告なく変更する場合があります。
CYBERDYNE Omni Networks株式会社 営業部 E-mail: sales@cyberdyne-omninet.com